『ローンを組む』『キャッシングを利用する』などは、人が生活していく上で、ほぼ誰もが経験していることです。これらの契約をする場合に、必ず『審査』というものが行われますが、この審査を行う際の基準となっているのが個人信用情報と言われるデータです。
この情報は、各金融機関が持っている顧客情報を一括で管理しているデータベースであり、借入金の返済状況やローンの支払い状況などをチェックすることができるようになっています。
金融機関は、新規契約や追加融資の申し込みなどがあった場合、信用情報に載っているローンや借入金の残高などを調べた上で、契約が可能なのかどうかを判断します。
ここで、何らかの事故情報などが載っている場合、お金を借りることができない・ローンを組むことができない、といった審査結果となってしまいます。
個人信用情報が傷つくのは遅延や滞納などが主な原因
ローンの支払いや借入金の返済が遅れたりした場合、信用情報に傷が付くことになります。
世間一般で言われている『ブラックリストに載ってしまう』といった状況になってしまい、基本的には新たに契約をすることは困難な状態になります。
正確に言えば、『金融事故の情報が個人信用情報に載る』ということであり、これが、いわゆるブラックリストと呼ばれているものです。
(実際にはブラックリストというものは存在しません)
ですが実際に世間では、
- 私はローンの支払いが遅れたことは一度もない
- 借入金の返済期日はきっちりと守っている
というような方は多いと思いますし、何も心配などしていない方が多数を占めているでしょう。
しかし注意して頂きたいのは、遅延や滞納はあくまでも主な原因であり、金融機関から信用を得ることができなくなる原因は他にもあるということです。
特に多いのが若い世代の方たちです。
これは何も、年齢が理由ではなく、若い世代に利用者が多い『とあるアイテム』が、個人信用情報を傷つける原因となっているんです。
携帯端末料金の支払い遅延や滞納が金融事故の引き金となる
個人個人では違うかもしれませんが、全体的に見ると、スマホや携帯電話を複数持っていたりするのは、若い世代が多いです。
普及率を見ても、20歳代・30歳代が携帯端末機、特にスマートフォンを所有している中心であると言えます。
この携帯端末の料金、侮っていると非常に危険です。
ローンの支払いや借入金の返済が一度も遅れたことがないのに、個人信用情報に金融事故が載ってしまった人に多い原因が、この携帯端末料金の遅延や滞納なんです。
つまり、本体価格が高額なスマートフォンが原因になっています。
新規契約や機種変更に関わらず、スマートフォン本体の料金は、毎月の使用料金と共に分割して支払われていることが大多数です。
毎月、携帯端末機の使用料金と一緒に請求されてくるので、『ローンを組んで本体を購入している』という自覚が薄れてしまうことが非常に多いようです。
「今月はちょっと生活がキツイから携帯代は後回しでいいや」といった感じで、支払いを遅らせてしまったことがある人は、かなり要注意だと言えます。
あくまでも、本体の料金はローンを組んで購入しているので、支払い遅延や滞納と看做されてしまいます。
そうなってしまうと、金融事故として、知らないうちに個人信用情報に傷が付いてしまっている、ということになります。
機種本体の代金を分割払いにしている場合は、個人信用情報の対象となっているので、「携帯代だから……」といった侮りはしないように注意して下さい。
もし、どうなっているか気になる方は、利用している各携帯電話の会社のWEBサイトを見ることで、ご自身の状況が確認できます。
信用情報が傷つくと、社会的な信用を無くしてしまうことと同等であると言えます。
自分の携帯端末の使用状況がどうなっているか、その内訳をきちんと把握しておくことが、金融事故を防ぐ最もシンプルな方法なので、日頃から意識しておくようにしましょう。
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