人類の進化とお金の密接な関係とは?お金の起源を解説!!

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物々交換

現代では当たり前のように使われているお金という媒介物。では、お金というものは、何を目的として、どういった経緯で誕生したのでしょうか? 現代では、説明するまでもなく『お金』というものを利用して様々な取引が成されていますが、当然のことながら、太古の昔にはお金などというものは存在していませんでした。

このような条件が合致する相手と出会える確率を考えると、相当に低い確率となり、取引を成立させることは非常に困難なことになります。

そこで考えられたのが、取引相手を探しやすくする手段として、とある場所に取引きを希望する人を集めるようにしたのです。これが、いわゆる『市場』というものです。

取引きをしたい人が市場に集まることで、自分の取引条件に合う相手を見つける確率を上げようとしたわけです。分かりやすく例えるなら、現代でいうところの結婚相談所みたいものだと言えますね。

 

取引の基本形は物々交換

では、どうやって自分が欲しいものを手に入れていたのかというと、みなさんが考えている通り、自分の持っている物と相手の持っている物を交換する、いわゆる物々交換をして、互いの欲しいものを手に入れていました。

例えば、肉が欲しいと思っているAさん、魚を手に入れたいと思っているBさん、この二人が取引を成立させようと思った場合、Aさんは魚を所持し、Bさんは肉を所有していれば、互いの利害関係が一致することになるので、この二人の物々交換は成立することになります。

物々交換

このような具合に例えて言ってしまえば、物々交換というのもは非常に簡単で、手軽に欲しいものを入手することができる効率的な取引に思えますが、実はこの物々交換というのは、想像以上に効率が悪いものなんです。

仕組みとしては、単に互いの欲しいものを交換するという、非常にシンプルな取引内容なのですが、いざ取引を成立させようと思った場合、かなりの労力を必要とします。

先の例で言えば、Aさんが肉を手に入れようと思った場合、『肉を持っている人・魚を欲しがっている人』、この二つの条件を満たした相手を探す必要があります。逆の立場であるBさんにしても同様のことが言えます。

これは非常に画期的なアイディアで、市場には取引きをしたい人が続々と集まり、以前に比べると、かなりの確率で取引きが成立するようになったのです。

ですが、いくら取引きをしたい人が一ヶ所にたくさん集まるといっても、その大勢の中から自分が求める条件の相手を探すとなると、市場がないときよりは確率が上がるとはいえ、これまたかなりの時間と労力を伴います。

そこで、もう一つ、更なる工夫が織り込まれることになっていくのですが、少し長くなってしまったので、この続きは次の記事で解説していきたいと思います。

 


 



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